事業再生への「道」

デルタ経営コンサルティング
経営戦略の鍵

中期計画の作成について


再生計画に限らず、中期計画には共通するパターンがあります。
つまり、現状の分析(SWOT分析が端的で分かりやすいでしょう)を行い、そこから考えられる問題点を掘り下げ、問題点の裏返しとして課題を設定し、具体的にはどのような「最初の一歩」が必要かを考え、規定し、時間軸と担当者、評価スパンを決めるということだと思います。
注意したいのが「コンサルタントに丸投げ」とか「社長とコンサルタントなどでコソコソと作る」といったケースですが、散見されるとはいえ、これは全くの間違いです。
金儲け主義のコンサル(大規模になればなるほど、そのような傾向が生じることは不可避です)が特にこういった取組みに平気で応じがちではないかと感じますが、「高い金を払い、見かけは立派なアウトプットが出来たものの、従業員や役員の誰もその計画に従って動かない」という典型的な浪費に終わります。
実は上述した「フロー」自体はそれほど難しくなく、言われてみれば当たり前の手順です。大事なことは、できるだけ幹部や若手クラスなど、真剣に会社のことを考えて欲しい人々を巻き込み、議論することで、心からの賛同者を増やすことです。社内の問題意識を喚起することです。
「天才がいない組織は勝てない」ということはなく、普通の人々が工夫して、悩みながら、螺旋状に成長していくことが最大の競争力となります。地味に思えるかもしれませんが、実は大半の組織はそれができないか、もしくはやろうとしているそばから形骸化しているのです。まずは肩の力を抜いて、「どうやったら皆が面白がって仕事をしてくれるだろうか?」などと考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか?

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