事業再生への「道」

デルタ経営コンサルティング
事業再生のポイント〜Turnround〜

中途半端は死を招く


残念なことですが、事業再生計画を作成する際に誰が主導権を握るかによって、「仕上がりの姿」が左右される傾向があるように思います。但し、本来あるべき姿は1つと考えられます。
つまり、債務カットに際しては、仮に不測の事態が起きたとしても確実に返済可能な水準の借入金しか、残すべきではないということです。企業規模の大小を問わず、中途半端な財務リストラが「2回目」を惹き起こした事例を、我々は新聞報道などで何度も目にしています。
支援決定基準ギリギリで計画を作る、といったことは債権者主導で計画が作成された場合によく見られることですが、正直な所、キャッシュフローの10倍もの借入金は、通常返せません。
同様に資産処分などにおいても徹底すべきです。中途半端は禍根のみを残します。例えば不動産を処理するシナリオであれば、本社も含め全てを処理することが第一義とされるべきです。どうしても売ると商売上困るとか、訳有りで売れないものを除き、この際全て売り払うぐらいのつもりで、心機一転してやり直しませんか?

キーワード>適正な借入金 資産処分 借入金水準

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