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事業再生のポイント
経営者は私人ではない2010年05月20日実は、最近ある事例でプロジェクト実施中に代表者の方がなくなられるというケースがありました。 代表者の方はご高齢でもあり、事業の再生計画に加え後継者問題をどうするかというのが大きなテーマで、かつ直接の親族は予め後継を拒否する意思を表明しているという八方ふさがりの状況でした。とはいえ従業員や債権者などステイクホルダーに対しては責任があるところ。悪いことに経営者の方はかなり高齢であったこともあり事態を素直に受け止め真剣に後継者を探す・説得するという動きにはならず、客観的には「船と共に船長は沈む」(有り体に申せば自分が死んだ後はどうなっても良いというスタンス)に見えました。 結局経営者は急速に体調を崩されお亡くなりになり、残された人々はまだ正式な後継者が定まらないまま不安定な日々を送っています。勿論これからもう一ひねりできればとは思いますが、「経営者は私人ではないんだなあ」と実感した事例でした。 キーワード>責任 時間 寿命 老害 高齢化 経営者 |